当社の歴史について
当社の歴史は、1933年(昭和8年)に創業者の杉田 信が東京・神田橋に設立した、自動車用・家具用スポンジゴムなどの専門卸問屋「合資会社近信商会」に始まります。
1935年(昭和10年)には、カーメーカー(日産自動車)との取引が開始。自動車生産量の急速な拡大に伴い、取扱品も組立用部品から車内用品にまで広がり、受注も急増しました。
杉田は殺到する注文に対応する為、問屋から製造業への転換を決意。売りに出されていた輸出用ゴム玩具製造会社の「鬼怒川護謨工業所」を、従業員ごと買収しました。そして、貴重品であるゴム原料の配給権を持っていた買収先の社名をそのまま踏襲し、1939年(昭和14年)10月1日に資本金7万円の「鬼怒川護謨工業株式会社」として発足したのです。
創業者 杉田 信
社名の由来
鬼怒川にないのに、
なぜ「鬼怒川ゴム」?
「鬼怒川護謨工業所」の経営者だった岩村氏は、釣りが趣味。ある年の秋、栃木・鬼怒川にヤマメ釣りに行ったところ、思いがけないほど大量の釣果に縁起の良さを感じ、「もし自分が会社をつくった時は“鬼怒川”という名前にしよう!」と考えたそうです。
そして後年、自身で設立した会社に「鬼怒川護謨工業所」と名付けたということです。
沿革
1933年
創業者 杉田信が「合資会社近信商会(東京都千代田区)」設立
1935年
カーメーカー(日産自動車株式会社)との取引開始
1939年
輸出用ゴム玩具製造会社「鬼怒川護謨工業所(東京都江戸川区)」を買収し、「鬼怒川護謨工業株式会社(東京都江戸川区)」 創立
1945年
空襲で工場焼失
「八州ゴム有限会社(東京都葛飾区)」の工場を買収し、本社とする
1950年
第二工場(東京都葛飾区)建設
1955年
「勧業経済立石ゴム工場(東京都葛飾区)」を買収し、立石工場として稼働、同工場で合成樹脂成型研究を開始
1959年
立石工場にて合成樹脂部門を新設
1961年
「鬼怒川ゴム工業株式会社」へ商号変更
1962年
千葉工場(千葉県千葉市)建設に伴い、本社所在地変更(千葉県千葉市)
東京証券取引所市場第二部に上場
1966年
「名取ゴム工業株式会社」合併
1967年
輸出用ゴム玩具および水中スポーツ用品部門を「鬼怒川パシフィック株式会社」へ営業譲渡
藤沢物流センター建設【1998年閉鎖・売却】
1968年
「株式会社嶋田チャンネル」と業務提携
1971年
真岡工場(栃木県真岡市)建設
「中光橡膠工業股份有限公司(台湾:桃園県平鎮市)」設立
1977年
九州工場(大分県中津市)建設
1978年
東京証券取引所市場第一部に上場
1980年
「ナリタ合成株式会社(千葉県成田市)」設立(現・連結子会社)
「コオニ運輸株式会社(現・ケイジ-物流株式会社)」設立
1982年
技術開発センター(千葉県千葉市)開設、開発部門強化
1985年
「CKR Industries, Inc.(米国:テネシー州ウインチェスター市)」設立
1992年
「株式会社郡山キヌガワ(福島県郡山市)」設立
1994年
「中光橡膠工業股份有限公司」が「天津星光橡塑有限公司(中国:河北省天津市)」設立【2018年3月売却】
1995年
「太洋ゴム工業株式会社」の株式70%取得
1996年
「中光橡膠工業股份有限公司」が「福州福光橡塑有限公司 (中国:福建省福州市)」設立(現・連結子会社)
1997年
千葉工場の生産を国内拠点へ移管
「株式会社郡山キヌガワ」を解散、郡山工場として操業
1999年
ISO9001取得
「東洋ゴム工業株式会社」と資本・業務提携契約を締結
「佐藤ゴム化学工業株式会社(千葉県成田市)」を完全子会社化
「ナリタ合成株式会社」に「太洋ゴム工業株式会社」を合併
2000年
「株式会社キヌテック(千葉県千葉市)」設立(現・連結子会社)
2001年
QS9000認証取得
「CKR Industries, Inc.」が「TEPRO,INC.(米国:テネシー州ウインチェスター市)」へ社名変更
「Kinugawa(Thailand)Co,. Ltd.(タイ アユタヤ県)」設立(現・連結子会社)
工場部門を分社化、「株式会社キヌガワ郡山」「株式会社キヌガワ大分」「株式会社キヌガワ防振部品」「株式会社キヌガワブレーキ部品」設立
2002年
ISO14001認証:「株式会社キヌガワ防振部品」「株式会社キヌガワブレーキ部品」
2003年
ISO14001認証:「株式会社キヌガワ郡山」「株式会社キヌガワ大分」
「佐藤ゴム化学工業株式会社」 に「株式会社嶋田チャンネル製作所」を合併
2004年
「エスイーシー化成株式会社(山口県周南市)」設立(現・連結子会社)
「帝都ゴム株式会社」株式追加取得(現・埼玉ホース生産部)
2005年
TS16949認定取得
「八洲ゴム工業株式会社(福島県河沼郡)」経営権取得(現・連結子会社)
2006年
「鬼怒川橡塑(広州)有限公司(中国:広東省広州市)」設立(現・連結子会社)
2007年
「CPR Gomu Ind. P.C.L.(タイ:アユタヤ県)」株式取得(現・連結子会社)
2010年
「Kinugawa Mexico, S.A. de C.V.(メキシコ:グァナファト州イラプァト市)」設立(現・連結子会社)
「鬼怒川橡塑 (蕪湖) 有限公司(中国:安徽省蕪湖市)」設立(現・連結子会社)
2011年
「帝都ゴム株式会社」を完全子会社化
2012年
「PT.Kinugawa Indonesia(インドネシア:西ジャワ州プルワカルタ県 )」設立(現・連結子会社)
「Kinugawa Rubber India Private Limited(インド:タミルナドゥ州)」設立
「鬼怒川橡塑 (鄭州) 有限公司(中国:河南省鄭州市)」設立(現・連結子会社)
2013年
「Limited Liability company Kinugawa RUS(ロシア:ウドムルト共和国イジェフスク市)」設立【2019年6月清算結了】
「KINUGAWA BRASIL Ltda.(ブラジル:リオデジャネイロ州)」設立【2022年4月営業終了】
2016年
「株式会社日本政策投資銀行」傘下「株式会社VGホールディングス第一号」が、株式公開買付けにより当社株式を取得
東京証券取引所第一部上場廃止
2018年
国内生産会社「株式会社キヌガワ郡山」「株式会社キヌガワ大分」「株式会社キヌガワ防振部品」「株式会社キヌガワブレーキ部品」を合併(現・郡山車体部品生産部、九州生産部、真岡生産部)
2020年
「帝都ゴム株式会社」「株式会社キヌテック」を合併(現・埼玉ホース部品生産部、ツーリング部)